宮崎・岐阜百笑一揆

カテゴリ:歌姫農園( 10 )

3月17日歌姫農園の二日目です!

16日は飛天での美味しい中華と楽しい会話に大満足でした。
阿藤先生と奥様、川合先生、剣士朗と本当に楽しい時間でした!
朝起きると奥様が歌姫のお野菜と採れたて卵でサンドイッチを
作って下さいました!
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これがまた「うまい!」お腹いっぱい奥様のお気持ちも頂戴して畑に向かいました。
実はサンドイッチ用の野菜を畑に採りに行くと既に寒い寒い中で既にジャガイモの
植え付けを一生懸命に行っている寺西さんに出会いました!
素晴らしい!お仕事や子育ての合間を縫っての畑仕事は大変ですが頑張って下さいね~!!
そうこうしている間に直売の準備も進み、そろそろ店開きです。
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阿藤先生も上機嫌で「しっかり販売してこいや~^^」とお声がかかります。
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我らが「高島先輩」も価格表にお値段をしっかりと書き込み中です。細腕で本当に
良く頑張っていらっしゃいます。
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お客様が続々とお見えになり、なんと生駒市長様までお越しいただきました!
お昼には阿藤先生の「池波正太郎の鬼平からヒントを得た軍鶏鍋」の仕込みと
味付けが始まっています!
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歌姫農園の若きホープの東(あずま)さんに阿藤先生が「こんなもんやな^^」と味付けを
伝授しています。
さあ、待ちに待った鳥鍋です!
皆さん席について~~!!
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皆で美味しい美味しいブォーノブォーノの連発でした。
とりあえず一杯ずつ頂いたところで阿藤先生のお話と私のつたない体験談をお聞きして
頂きました。
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宮崎の安井さんが送って下さった「タラの芽」も天ぷらにして頂きました。
安井さんご馳走様でした。
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楽しい一時でしたが時間はあっという間に過ぎていきお別れの時間も近づいてきました。
みんなで集合写真を~と声をおかけしてはいチーズ!は古いので「ビタミンC~」で
シャッターを切りました。
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帰る間際になななんと阿藤先生から「マム」を2袋頂きました!
ありがとうございました。
そして阿藤先生とのツーショットです!
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ちょっと嫌がってる先生です。「おまえじゃのーて、若い子の方がええな~^^」という声が
聞こえてきます^^
色々な出会い、再会の歌姫農園はこれから春も本番になって忙しくなります。
また折を見てお伺いさせて頂きま~す!
by tsungara | 2013-03-18 22:19 | 歌姫農園

3月16日!やって来ました!歌姫農園です!

3月16日朝7時過ぎにまだ霜が解けていない歌姫農園に到着しました!
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梅は満開をちょっと過ぎていますが綺麗でとっても高貴な香りです。
う~ん、懐かしい。
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ジャガイモの植え付けやルッコラ、わさび菜など霜が降りてはいますが
どれも元気いっぱいです!
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沙織の同級生の剣士朗は奈良大に通っていてチャリンコで遊びに来てくれました!
阿藤先生も畑にお見えになって再会を果たしました!
あちこち畑を見て回りマムの調子も良さそうで畑は何処もフカフカです。
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夜は川合先生もお忙しい中お越し頂き「飛天」で中華をご馳走になりました。
楽しい1日でした!ありがとうございました!
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by tsungara | 2013-03-17 22:01 | 歌姫農園

歌姫農園HP 研究論文2。

『環境管理技術 2004年2月号』掲載予定分

天然自然農法概論の紹介


天然自然農法研究会

阿藤鋭郎(あとう としろう)


はじめに

前稿では私の提唱している天然自然農法の五つの原理原則 ①幅広ウネ、②無除草、③不耕起、④無散水、⑤無堆肥 が環境生物の多様性を保証し、その上で作物生産量の総量が増加し、それに比例して農作物つまりは自然界における生産物が豊作となるメカニズムについて解説しました。もっとわかりやすく云えば、何もない砂漠から→草原→疎林→ジャングル、この様に考えていただければ理解できると思います。

そこで今回は自然界と、人為をどうしても入れざるを得ない田畑の場合をもう少し詳しく比較しつつ、説明したいと思います。手つかずの自然界においてはそこから持ち出す、つまり収穫物(マイナス)は無いように思われがちです。果たしてそうでしょうか。地球上に閉鎖された空間は何処にもないのです。大気、水によって、常に攪拌・拡散され外部と同化しようとする大きな力があります。プラスの力、マイナスの力が常に働いています。砂漠は拡大しようとするし、逆にジャングルも拡大しようとする力です。この大きな力を無視し利用しないのが最近の環境管理技術ではないでしょうか。私は会員に「自給自足を考えるならネギ一本から、環境改善を望むなら一坪から!」この様に言い続けております。前述の大きな力を利用すれば、それがいとも簡単に実現することを今回は説明いたします。そのカギは前稿のハッピーサイクルと想像力です。


ハッピーサイクルの図<前稿の図を入れてください>


1.草は抜かない、虫は殺さない

1月1日、実験開始。1間×2間の2坪の土地があります。中央に想像上の線を引き両区画とも良く耕し同量の肥料をやり、そのまま放置します。そしてA,B両区画に同数のミミズを放ちます。野草の芽が出てきましたが、そのまま育てます。7月1日、A,B両区画共に全部草を刈り取ります。A区画は半分を持ちだし、残りを全体にばらまきます。B区画は全量持ちだし、A,B両区画とも、同量の肥料を全面にばらまきます。そして、次の年の1月1日全量刈り取り、前回と同じことを繰り返します。

当然、A,B両区画の畑の生育、つまり収穫量に差が出てきます。A区画は植物が良く育ち、B区画は少ないのが当然の結果ですが、A,B両区画の境界ではA,B両区画共に良く育つのです。地上部ははっきりと条件を変えていますが、地下部は条件は同じです。A,B両区画共にと書きましたが、常にA区画の方がB区画に比して良く育つと云うことです。B区画の地域内において比較すると境界線の近くがという意味です。地上空間をより広く専有しようとして、A区画はB区画のうえに覆い被さり、B区画はますますA区画と比べて収穫量が上がらなくなり、地下部はA区画の根に専有されていきます。

これが私の考え提唱するハッピーサイクルの始まりです。


2.A区画の持ち出したものはどこに消えた

A区画から持ち出されたものの行き先は、作物の場合私たちが食べますが、自然界の場合は川に流れ出し、水生昆虫や水草を育て、魚、貝に姿を変えます。森が海を育てるというのはこのことを云います。昔から魚付林(うおつきりん)として大切に育てていたのはこのことだったのです。しかし、海が森を育てると云うことは意外と知られていません。アラスカなどにその典型的な例があります。秋になるとサケ、マスの大群が川をさかのぼって行き、上流部で卵を産み、そこで死にます。このとき、大量の海のミネラル、タンパク質が上流へと移動します。日本でも北海道、東北地方の原生林はこうして育まれていたのです。川にサケが上らなくなり、河口堰やダムが、大きなこの回流を何段にもなってさえぎり、森の生産力もどんどん失われました。日本のほとんど、いやすべての川で森の生産力の低下が起こっています。私達は、自分達がこうした流れを壊していることを認識すべきです。

さて、A,B両区画の畑に話をもどし、A,B両区画の畑にキャベツ苗を植えてみます。7月1日に同じ大きさの苗を60cm間隔で3本ずつ植えたとします。A区画は前と同じように草を刈り、半分空いたところに敷き詰め、B区画は全て持ち出します。今回からはキャベツが草にうもれそうになるとその草を刈り取り、同じようにして育てます。さてどちらが大きく育ち、1月1日を迎えられるでしょうか。

答えは自ずと明らかで、A区画の方が大きくなるのは誰が考えてもわかることです。では実験開始時に放したミミズはどうしているでしょう。地下を通ってほとんど全てA区画に移動しており、A区画では子供が増えてますます土は豊かになっているはずです。土が豊かになると当然、植生が変化します。実験開始時は葉の細長いイネ科の植物(雑草類)が優占種として専有しています。イネ科の植物は種類が多いため、冬・夏を問わず年中発芽し、根を深く張り、葉や茎は繊維質、糖分、カルシウム、ケイ酸を多く含みます。自然は処女地にこの様な植物を真っ先に送り込んでくるのです。そして根圏微生物の総量をとりあえず多くしてくれます。葉茎を食べた根の残渣や、根圏微生物や直射日光の当たらない、湿り気を帯びた土は当然ミミズの生育条件にぴったりです。

こうしてハッピーサイクルの回転が始まります。


3.B区画の持ち出したものはどこに消えた

大根、人参、ほうれん草、豆類などは抜き取り収穫をします。サツマ芋、里芋、ジャガイモなどは掘り取り収穫、キュウリ、トマト、オクラ等は切り取り収穫、この様に大きく分けて3種類の収穫法に分けられます。収穫された可食部分を除いたものを残渣といっております。

慣行の近代的農法においては、残渣は圃場外に全て持ち出すように指導されています。病気があるかも知れないから、害虫の住みかになるから、耕運時に機械に絡まるから、見た目が汚く乱雑だから、要するに邪魔もの、厄介物としかとらえていないのです。しかし、ゆっくりと農村を歩いてみてください。使用済みのビニールマルチや規格外の作物、農薬袋、肥料袋等に混じって道路端、川や池の堤防、谷間、畑の隅、色々の場所に残渣は捨てられています。つまり、畑で使用したもの、光合成で出来たもの、ほとんど全てを畑から持ち出されています。

A区画は残渣と野草を区画内に残す一方、B区画は全て持ち出すことによる生産力の違い、すなわち光合成能力の違いが段々明確に認識されると思います。降水量、光の量、肥料の量も全て同一条件下において、成長の度合いは著しい違いを見せてくれるはずです。その事は、野菜のほとんどが幅広の葉を持った植物ですので、この事からもA区画の土が植物にとって住みやすい環境であると考えても異論のないことではないかと私は考えます。

こうしてハッピーサイクルは、段々と回り始めました。


4.虫達の跳梁、ばっこ

地上部、地下部とも、A,B両区画の畑の違いが段々はっきりしてきました。特に地上部の植生は食物連鎖からも大きな違いをもたらします。そこに生えている植物の内、バッタ類はイネ科が大好き、蛾・チョウの類は広葉植物を、甲虫類はほとんどあらゆる植物を食べます。そして樹液を吸うアリマキ、カイガラムシ、ダニ類もおり、虫達の好物は多種多様です。こうなるとさあ大変、農薬の出番とばかり慣行近代農業はいきり立ちます。

話は変わりますが単位当たり農薬使用量が一番多い国は環境を考えておられる読者の方はご存じだと思いますが、オランダです。農薬問題で常に新聞をにぎわしている中国、アメリカ、そして我が日本国は?

多種多様の虫達が出てくるのを防ぐには多種多様の農薬を時期をずらしながら何回もまくことになります。2003年10月 18日、NHKスペシャルで群馬県妻恋村でのキャベツ栽培における減農薬の取り組みが放映されました。普通栽培39回から、減農薬栽培18回への挑戦とのことでした。

これまで私は講演などで日本はアメリカの7倍の農薬を撒いていると言い続けておりましたが、今まで誰一人、その実態を知る人はいませんでした。今の農薬は分解が早く安全ですとメーカーは云いますが、年2回収穫するので、減農薬といえども18 x 2 = 39回に挑戦しているわけです。普通栽培に至っては78回と云うことになります。すぐ分解されると説明されてもどう考えても異常といわざるを得ません。すぐ分解すると云っても何十回も散布するので分解する暇がないはずです。ひるがえって私達、天然自然農法では農薬散布回数ゼロ回です。私達がなぜ農薬散布ゼロ回で収穫ができるのかは、ハッピーサイクルにその答えがあります。

害虫といわれる虫達は葉を食害するものなど3種類存在することを先に説明しましたが、別の種類として肉食性のいわゆる益虫と呼ばれる虫達もいます。多種多様の虫がいると云うことは益虫と呼ばれている種類も多数いることになります。ハチの類は社会性があるといわれていますが、この場所にエサになる虫達がいるという情報を巣全体に情報として共有しますので、幼虫の間に、蛾・チョウの類は狩られてしまいます。多くのクモ類もいます。樹液を吸う類はテントウムシの類、ナメクジ、カタツムリの類はマイマイカブリがどんどん狩っていきます。しかし、虫達の種類はそればかりではないのです。何も害をしない虫達、ミミズ、マルムシ、トビムシ等植物残渣などを食べて分解する類もいます。それらの大切な虫をも農薬は全て殺し尽くします。

害虫、益虫、目につかない何気ない虫達が、私達の畑を結果的に守ってくれているのです。虫達が跳梁ばっこすればする程、この畑は豊かになってくれるのです。つまり虫達の身体というタンパク質合成能力の高い畑となるのです。ハッピーサイクルとは、そんなことなのです。そして気になっていたでしょうが、我が日本は僅差で単位当たり農薬使用量堂々の第2位です。これではアンハッピーな回転になるのは目に見えています。この様な現実を読者の方は、ご存じでしたでしょうか。ここで知っていただければ、本稿を書いた甲斐があったというものです。

どんどんハッピーサイクルが回り始めました。


5.肥料の役目と働き

虫達は大きく分けて3種類の害を与えると書きましたが、虫達はどのように食物としての植物を認識して集まってくるのでしょうか。例えば、ハエ類はアンモニアに反応してどこからともなく集まってきます。小バエ(ショウジョウバエ)は乳酸に、チョウ類はキャベツ等のアブラナ科に特有の波長を持つ反射光に反応して卵を産み付けます。カイガラ虫やアリマキ類はアンモニア、硝酸類に反応すると云われています。何らかの物質に対して反応する物質を総称して「フェロモン」と名付けられています。フェロモンといえば性フェロモンが有名ですが、例えば昼時の蒲焼きの匂い、夜店のソースや醤油の焦げた匂い、ネオン街の脂粉の匂い、いずれもフェロモンとして何らかの行動を起こさせる物質です。

ということは、虫達に行動を起こさせないようにすればよいと云うことになります。アブラナ科類は野草の中で育て迷彩色で、カイガラ虫、アリマキ類はアンモニア、硝酸を作物体内に作らせなければよいことになります。肥料の袋に表示されている数字は、N,P,Kの成分を表示しています。Nの主成分はアンモニア、硝酸等ですので、植物が根から吸収し、タンパク質を合成する過程で、虫達に対するフェロモン作用を発揮し必然的に集まり、卵を産んで増殖しようとするのです。これらのメカニズムを知れば対策は簡単です。 肥料は有機、無機を問わず、畑や作物体内でアンモニア、硝酸を発生させず持ち込まないようにすれば良いのです。

前稿で紹介した里山の5トンの生産力を知るまでの私は、臭い肥料の方が良く効く肥料と思いこんでおりました。昔の下肥の効き方のすごさを知っていたからですが、長い間信じ込んでいたのです。前稿は誌面の制約上、書くことの出来なかったのですが、TQCの手法を活用し肥料を試作する実験を繰り返しました。目標は、臭くない肥料の開発です。私の郷里岡山では、父の兄が醤油醸造、家の隣は造り酒屋、これらの蔵で日常的に遊んでいたので醗酵の匂いや、自家ブドウ酒や甘酒を造っていた実体験から、発酵肥料を畑、田んぼに入れるようにしています。醗酵と腐敗の違いを考えてみると専門家でもよくわからないようですが、私の場合は不快な臭いの有無を臭覚で判断しています。乳酸菌や納豆菌、その他を自然発酵させた元菌を混合した肥料材料に混ぜ込みます。この方法については詳しいことは誌面の都合で割愛させていただきます。約3日間で醗酵は終了して、すぐ使用可能の状態となります。こうして出来上がった肥料を用います。私の場合は肥料は虫の餌、住みかである草を育てる材料と考え、草が倍生えれば作物も倍収穫できて当然と考えるに至ったわけです。

こうしてハッピーサイクルは、ますます回っていくことになります。


6.カルチャー:耕すと云うこと

カルチャー(文化)、アグリカルチャー(農業)、カルチベート(耕す)、この様に文化は人が田畑を耕すことから始まりました。そして食料が増産されることにより、それまでの採集生活から人類が定住し、そこから文化が栄えたと考えられます。ひるがえって私の農法は「耕さない」ことを提案しています。果たしてそれが「非文化的」となるのでしょうか。確かに耕作をし始めた数千年前からつい最近100年前ぐらいまでは「文化的」であったでしょう。化学肥料もなく、大型機械もなかった時代であれば多少地面をひっかく程度のことで、耕作・文化的であったのでしょう。ところが最近は致死量の何十倍も撒かれた農薬が蓄積され死の土となり、薬に頼らなければ作物が出来ない土地が殆どになってしまいました。そのため大型機械によって地中の虫達の身体は引き裂かれ、化学肥料と農薬の投入によりエサ不足と薬により虫達も生存できなくなったのです。時代も変わり、条件も変われば言葉の意味もそれなりに変わらなければならないと思います。

私達の畑は野菜類と雑草類の根がからみあい、その間を虫達やモグラがトンネルを掘り、地表と地下の境目当たりにはゲジゲジやオケラ、ヤスデ等のいわゆる何でもない虫達が土を引っかき回しています。結果的に根耕、虫耕、動物耕、菌が増殖することによる菌耕として様々なカルチャーが存在します。果たしてこれが非カルチャーでしょうか。私は逆にすごくカルチャー的に思えるのですが、いかがでしょうか。

私が実践している畑は、土がふかふかと暖かく、作物も良くとれて、私自身の生活も「晴耕雨読」で(この場合、耕すことは虫達やその他に任せていますが)、大変カルチャー的な生活を楽しんでおります。A,B両区画の畑の耕さないという同一条件下でも、A区画の方が良く作物が育つメカニズムが理解できると思います。

ハッピーサイクルが私自身にも回ってきました。


7.環境管理技術と農薬

2回にわたり紹介してきましたが、私達は農業においてTQC・CSの手法を使い、現状分析、改良計画、改良実験、経過観察、結果分析、そして問題点の把握、改良計画、これを連続して現在に至っております。農業は天候に左右され、主要作物といわれる主食となる米、麦、豆類のほとんどが年一作しかできません。無農薬農業に取り組みだして30年も経ったのですが、考えようによっては実験の結果を見れるのは30回しかないのです。実験地や工場で他の産業のように日々実験や改良を加えることの出来ない、まして気候条件など、自分の力で変えることの出来ない変動的ファクターの多い農業であるがゆえに、これまでTQC・CSの手法が実用的に使用できなかったわけです。変動的ファクターが多ければ多い程、科学的な分析と再現性が難しくなります。この事が自然農法や有機農法が非科学的であると化学的農法論者が結論づける理由です。そして非カルチャー農法を研究している論文は、正当な評価を受けられず否定され、博士号をとる事も出来ないのです。

化学的農法で作った作物と、私が作った作物がここにあるとします。化学的農法論者に敢えて聞くとしましょう。「あなたのかわいい、つぶらな瞳の愛くるしいお孫さんに、どちらの作物を食べさせますか?」この問いかけに対して、「いや、化学農法の方が素晴らしいからこれを食べなさい」と胸を張って食べさせますか。「こんな極論には答えられない」とほとんどの人は応えるでしょう。

化学的農業論者も私達非カルチャー論者も農業の未来展望については共通の認識を持っているはずです。それは何かと言えば地球の未来に対する責任です。地球環境に対する大人の責任として、とりあえず認め合うことではないでしょうか。その上で自分がその責を全うすることが未来に対してプラスかマイナスかを自分自身に問いかけること、そのことこそ、指導的立場にある人の責だと思いますがいかがでしょうか。カルチャーの重みをしっかりかみしめてみる必要があるのではないでしょうか。

私達のハッピーサイクルは、ますます勢いよく回転しています。


まとめ

農業においてTQC・CSの手法を活用した天然自然農法の考え方の概要は以上であります。農業において再現性が難しく、非科学的と言われ続けて参りました。私は非科学的と言われようとも現実に作物が良く育ち、慣行農法に引けを取らない農法として認知してもらうために、建築現場で通常的に使われているクリティカル・パス手法(CP工程表を作成し、同時進行できる工事を探し出し、工事期間とコストを、最短・最小にする手法)を2年前から取り入れております。これは収穫時期を早めるためではなく、実験を同時進行、それもなるべく多くの条件を加味し、多品種の作物について同時進行実験を行う手法として、利用し改良も加えました。

英国でBSEの問題が起きた時に、「フォーク・ツウ・フォーク」(農場で使う農具のフォークから食卓で肉を切り分けるフォークまでのいずれの段階でも安全でなければならない)の考え方が、大きく取り沙汰されました。私達は全ての面で安全を確保するとの考え方をTQC、CS、CP的手法に加えて、全てを満足させるためにダブル・トリプルでチェックする手法により、さらに良い方策を実現させるシステムを考えつきました。これでもか、これでもかとチェックしています。


敢えてここで私の研究農場で農業を教えている13人について紹介します。13人全てが農業経験のない人々です。定年帰農希望3名、青年就農希望3名、家庭菜園希望4名、ベジタリアン1名、砂漠緑化希望1名、保育所で安全な食品を食べさせたいと願う栄養士1名。その家族を含めて多数による多様な作物を多くの人たちにより同時進行的に栽培することにより、再現性をより確実なものにするという私なりの実証的検証を行っております。


カルチャー的な科学者の方に、非カルチャー的な素人が私の指導通りにすれば同じような結果、つまり豊作を実現すると云うことを、科学的に証明出来るように、自分の夢に向かって研究を続けております。科学的農業がもし完全な技術とすれば2003年のような異常な気象条件においても豊作になるはずです。カルチャー的おごりを捨て去った時、真のカルチャー科学的農法になるのではないでしょうか。「非カルチャー」的農業は昨年も今年も豊作を実現させています。

ハッピーサイクルは、どんどん勢いよく回っております。その結果、私達はハッピーな結果を享受しております。


文献

1)阿藤鋭郎「天然自然農法のすすめ--天然自然農法はどうだを世に問う」、アセンス、2003.02、大阪、\1905.-

2)阿藤鋭郎:天然自然農法への道、環境管理技術、Vol.21 No.5 p242~247 (2003.10)
by tsungara | 2009-10-08 06:41 | 歌姫農園

羽ばたけ歌姫農園!HP!

はばたけ歌姫農園

『はばたけ歌姫農園』とは天然自然農法会が発行する新聞です。現在年間4回季節ごとに発行し、主宰と研究員が中心となって取材、編集、印刷を行っています。読者は会員を中心に講座の受講生や大学の講義等にも活用し、発行ごとに部数を伸ばしています。内容のほうも研究員報告、農園日記、農業多事と項目を決め、研究内容や新技術の発表と充実しています。
下記の各号をクリックすると記事を閲覧することができますので是非ご覧下さい。

2003年夏号

2003年秋号

2003年冬号

2004年春号
by tsungara | 2009-10-07 21:56 | 歌姫農園

歌姫農園HP 研究論文。

研究論文

『環境管理技術 Vol21 No.5 p242~247 (2003.10) 』発表分



天然自然農法への道

阿藤鋭郎(あとう  としろう)

環境改善型農業「天然自然農法」入門(1)

 奈良・大和盆地の北寄りにある平城京では、大極殿の復元工事が進んでいる。その工事を左横に見ながら約1㎞歌姫街道を北進し、歌姫神社をすぎたところの街道横に天然自然農法の研究農場がある。素朴な看板を見落とすと雑草の生い茂った休耕田かと思われる農場である。その実験農場の主宰者が阿藤鋭郎氏である。
 2001年11月、近畿大学農学部祭の各研究室が行う催し物の一つとして筆者が「HACCP相談コーナー」を担当した「食品安全で最も大事なのは、原材料の安全性だと思うが、貴方はどう思うのか」との意見を持って乗り込んできたのが、天然自然農法研究会の阿藤鋭郎氏であった。
 僕も、良い原料から適切な処理をすれば良い食品が出来るが、悪い原料や不適切な処理では良い食品が生まれないことは、品質管理の立場から理解し、総合衛生管理製造過程ではそのような見方が欠けていることを指摘していたので、即座に意気投合した。その後、時間をかけて天然自然農法の考え方のレクチャーを受けたり、朝日カルチャースクールにおける阿藤鋭郎氏氏の講義を聴いたりし、この方法のすばらしさの一端を理解できるようになった。
 近畿大学農学部農芸化学科の講義で、僕が「土壌微生物学」を担当していたので、その特論として1コマ(90分)の講義を担当してもらうことにし、2人がかりで講義用のテキスト作りを始めた。2人の話し言葉では良く理解できていたことが、図表や文章にしていくと色々納得できない部分も出てくる。お互いに参考文献を見たり考えたりして、僕自身が納得できるレベルの講義資料になった。この経験は、阿藤鋭郎氏氏も頭の中でもやもやしているところを整理するのに役に立ったようである。その後、参考文献に示した一書を上梓されている。
 今回、本誌上に数回にわたり天然自然農法について紹介させていただくことになった。まず第1回は、阿藤鋭郎氏がなぜ天然自然農法を考え始めることになったかの歴史を、阿藤鋭郎氏自身に語っていただいた。次回以後、この農法の5つの原理・原則の解説、研究会に集まった人たちの意見・考えなどについて順次紹介していきたい。

参考文献
阿藤鋭郎「天然自然農法のすすめーー天然自然農法はどうだを世に問う」、アセンス(Fax.06-6245-7058)、2003.02、大阪、\1905.-
                                          (2003.10.01 近畿大学農学部、米虫節夫)
はじめに
お盆で田舎に帰省した後、都会に帰ってくる時、おみやげに野菜や果物をもらうことが多い。その時、必ず一言がつく、「これらは農薬がかかってない自家用の物だから、安心して食べても良いよ」。有り難い言葉ではあるが、大変なことが話されていることにお気づきでしょう。通常の野菜や果物は、農薬がかかっており安全ではないことを、農家の人々は承知の上で、市場に出荷していると云うことです。
日本の産業界、特に工業分野では世界がこれを範とする全社的品質管理(TQC:Total Quality Control)が行われ、消費者の顧客満足度(CS:Customer Sutisfaction)の向上に努めています。それなのに、どうして農業の分野では、その様な考え方が導入されず、消費者である顧客の安全性を損なう様な製品(農産物)が、市場に出てくるのでしょうか。
本稿は、それらの疑問を直視し、TQCやCSの概念・手法を利用し、農業生産技術の向上と、消費者に安全で安価な農作物を供給し、その結果として、全く自然環境に負荷を与えることなく、むしろ自然環境改善型農業形態になる事を目指した私のつたない研究「天然自然農法」に関する中間報告です。
日本農業全体で、無農薬・無化学肥料での農業(いわゆる、有機農業)は全耕地面積の0.46%しか無く、つまり1%にもみたないのが現状です。さらに、日本農業においてTQC及びCS手法などの企業管理手法を導入した研究や、実践の例は寡聞にして知らない。しかし、今後の地球環境問題を考えるとき、農薬汚染や化学肥料汚染などの農業公害を抜きにして語ることは出来ません。この事例が、それら問題点解決の一助となれば幸いです。

1.天然自然農法とは何か
私が主宰する「天然自然農法」の研究会では、次の項目を「5つの原理・原則」と云っております。
①不耕起(耕さない)、
②無除草(草を抜かない)、
③幅広ウネ(ウネ幅を120cmにする)、
④無散水(水をやらない)、
⑤無堆肥(元肥、堆肥などをすき込まない)
天然自然農法では、以上の5つの原理・原則を守って農業を行います。故に、 農薬、化学肥料はもちろん、ビニールマルチ、木酢等、天然自然に存在しない物質は一切畑に持ち込みません。その結果、5つの原理・原則は相互に関係しあいながら、従来の農法では創造することが出来なかった相乗的な効果を発揮することとなります(図1)。

図1 5つの原理・原則 (うまい五角形に書き直してください)

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2.里山の生産力は農地の倍以上!
ここから少し想像力と経験則を働かせてみてください。
ここに里山があります。誰かがそこを耕し、草を抜き、水をやり、肥料を土の中に埋めていますか?・・・ ところが里山ではCO2から炭酸同化作用により1年間に10アール当たりバイオマスが乾物重量5トンも生産されているのです。もちろん人間が食べる食べないは別の話としてですが、それだけの生産力があるということです。田畑の作物とても、可食部分と非可食部分があるので同じことだといえます。
一方、田畑10アール当たり、人手をかけて耕し、除草し、水をやり、利用しきれない程の肥料をやっても、せいぜい乾物重量で2トン程度の収穫物しかないのです。
あなたの近所の里山が開発されました。環境保全先進国では、大切な表土はていねいにはぎ取り養生され、開発が終了すれば、その表土を用いて公園、公共施設などの緑化のために用いるように法律で定められています。しかし、日本では無頓着に開発されています。もちろん、表土の再利用など行われていません。森林表土が1センチできるのに100年近くかかるといわれる貴重なものなのですが。

むき出しにされた土地は、1年目にはわずかな草しか生えてきませんが、2年・3年と時間が経過し、5~6年もすればむき出しの土地も手がつけられない程の雑草(我々は野草と呼びますが)におおわれます。つまり人手をかけなければ自然の回復力及び生産力は限りなく5トンに近づいていきます。草が生えると、捕食者として毛虫やバッタなどの昆虫がどこからともなく集まります。さらに、その捕食者としてクモ・鳥などが集まります。草の量の増加に比例して食物連鎖は質・量共に増加して来るわけです。つまりは光合成、タンパク質合成が相乗的に増加していることを意味します。
このことは、裸地に降り注いだ太陽エネルギーが、無駄に宇宙空間に反射放出されることなく、効率よくエネルギー変換されたわけです。太陽エネルギーが植物体はもちろん昆虫や動物の肉、体液として蓄積されたことになります。
では目に見えない地中はどうでしょう。土壌は1g中に10の何乗もの微生物や線虫、数多くの昆虫類(その幼虫も含む)、ミミズやモグラに至るまで大きさも食性も異なる生物が生きています。土壌は、無機物ではなく「生き物」という方が良いくらいです。さらに、それらが生育する深さも、生物密度も共に経年変化し、質・量共に増加して最終的には、鳥類やイノシシ、鹿等の大型地上動物まで生息可能な土地となっていくのです。
このことから、簡単に言えば、草が倍生える土地は、作物が倍取れてもおかしくないという考えに至ったわけです。その概念図は次の様になり、私はこれを「環境生物のハッピー・サイクル」と呼んでいます。

図2. ハッピーサイクル 理論図
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3.農薬不使用の誓いから
ある青少年団体の指導者をやっていた私は、人、物、金の自給を標榜しつつ、消費する側から生産する側へなりたいと子供達共々年間100日以上にも及ぶ活動を行っていました。その一環として畑を借りて集会時の食事に自分たちが作った野菜を使用し、余った物は販売して活動資金の一部としておりました。
当時(今から30年前)、私は仕事で造園部門の責任者として農薬散布中に急性農薬中毒にかかり、農薬の恐ろしさを身にしみて実感しました。造園部門はどうしても仕事の性質上、農薬に関わらざるを得ないため、急成長部門であったにもかかわらず、その仕事から撤退することにしました。自ら撤退を決定すると云うことは、企業内失業を意味することとなります。他のことを知らない私としては大変つらい立場になるのはわかっていましたが、この決断は作業員と私の健康のためを考えると、今でも良かったと思っております。
青少年団体での農薬散布作業は当然私が担当して、子供達には一切触れさせておりませんでしたし、農薬の種類により異なる収穫前散布日数等は厳守しておりました。その頃、有吉佐和子著「複合汚染」の本を読み、びっくりしました。残留農薬やそれらの複合的作用については一切知らされていなかったからです。自分自身、勉強不足であったことなどが今でも悔やまれて仕方がありません。しかし、この本は私の決断が正しかったことを教えてくれたものです。
ところが、世の中それほど簡単ではありませんでした。無農薬にしてからは、良く取れていた野菜も全滅全滅でかろうじてサツマイモ、玉ネギぐらいしか収穫できなくなってしまいました。この頃は農薬は不使用にしたのですが化学肥料は使用しており、化学肥料と農薬がセットになっているとは夢にも思いませんでした。実は、造園関係の仕事をしているときは、骨粉、油かす、鶏糞等を、仕入れ先から比較的安く買えておりましたので良かったですが、その後は高価になるため、経済的な面で化学肥料に頼らざるを得なくなったのでした。そこで意地となって勉強し、実験しましたが全く駄目でした。

4.「里山の生産5トン」との出会いから「自然界に一人勝ちは無し」へ
今から15年ぐらい前のこと、運命的なことに出会いました。深夜の教育テレビで自然農法を提唱されている福岡正信先生の講演が流れておりました。この話を聞いて興奮のためまんじりともせず、翌朝早速、本を買い求めに本屋に直行しました。あまりの興奮で福岡さんの名前を取り違えて関係のない林学の本が手元に届いてしまいました。あまりのこととは言え、パラパラめくり読みをしていると、前述の「里山の生産が5トン」という記述に出会ったわけです。そして5トンが頭の中から離れなくなり、寝ても覚めても5トン5トンと繰り返しながら、福岡先生の本の注文も忘れて、そのことばかり考えておりました。
それまではいわゆるハウツー本で無農薬の勉強をし、自分の畑でその通りに実行しても書かれたとおりの結果が出ないので、完全に本からの知識の吸収はあきらめておりました。実はこのことが後に大変なことになるとは、まだまだその当時は夢にも思わなかったのです。

里山の高生産の秘密を見つけ出すため、筆記用具を片手に里山にある物と無い物を思考上で探してみました。TQCで云われる現状分析と同じことをしたわけです。そして里山を再現するための方法として、山に落ち葉が降り積もるごとく、土の表面を耕さない、水をやらないなどに思いつきました。農薬は既に消去しておりましたので、次に思いつくのは当然として化学肥料の利用です。しかし、農薬を使わないで、化学肥料を利用すると草と虫と病気が壁となりました。つまり、どうしても現代農法の除草剤、及び殺虫剤、殺菌剤利用につながる流れです。
毎日山を眺めてどうすればよいかを考えながら悶々としておりましたが、ふと屋久杉のこと、アメリカの巨木林のことを思い浮かびました。その様な頂点に立っている巨木を支えているのは数限りない多くの生物の寄り集まった生態系であり、その生態系では食物連鎖が基礎になっています。つまり「自然界に一人勝ちは無し」との原則でした。
従来の農業においては、作物だけを一人勝ちさせようとしていたことが今の混沌を招いている元凶であることに気がついたのです。今までは全滅したり、虫に食われたり、病気になった作物のことばかり考えていたのですが、その中には少量ながらでも生き残っているものがあり、その生き残りにはそれなりの理由があることに気がついたのです。この一人勝ちなしの原則がわかると、そこから芋蔓式に実にたくさんの情報を得ることが出来ました。うまくいった年の事例を分析してみると、草がたくさん生えて種類も多く、耕さなくても土がふかふかと黒々しており、その頂点に作物があるのでした。やっと畑の中に屋久杉を見いだすことが出来たのです。現場を謙虚に見つめることの大事さを改めて確認しました。
生物の一生は長寿命であれ短寿命であれ生を全うすることは一緒であり、巨木であれ、一年草であれ、同じであると思うに至りました。そして一年一作としてとらえていた農業を、小松菜や二十日大根での種まきから収穫まで、時間を短縮してみることができる作物で観察する事が可能なことに考えが至りました。その結果、この手法を知ってから私の拙い理論も飛躍的に発展することとなりました。

5.天然自然農法の環境管理
現状分析から「自然界に一人勝ちは無し」がわかり、良かった原因探し(事例研究)から段々本稿の主旨、環境管理技術が見えてきました。
農業の生産物は、食品です。食品に求められる品質とは何かを考えてみると、①美味しい、②見た目が良い、③価格が安く安定している、④栄養価が高い、⑤安全である。これら全てを満足した場合は、その食品を食べていただける消費者の顧客満足度が高いといえるでしょう。もっと満足度をあげたい場合は、自然の摂理に反することになるかもしれないが、ブランド、希少性、季節はずれ等が考えられます。しかし、その様な農産物は価格が高いとかその他色々の問題点があるので除外しておきます。
一方、農業従事者、すなわち農産物の生産者とすれば ⑥コストが低い、⑦機械化することができるか等も大きな因子です。
人間の生産活動において劇物指定もしくは毒物指定を受けている多種多量の化学物質を規制はあるもののいわば野放し状態で散布・保管している産業界は、農薬業界以外に私は知らない。農業界が自然環境に与える悪影響は甚大です。敢えて⑤にある安全は、本当に「顧客の安全」を第一に考えているのだが、生産する側に都合の悪いデータは取らない、公表しない、無視するの三原則により、今までは人目に触れることはあまりにも無かったといえるでしょう。最近になりやっと、農薬従事者、農薬散布者等の健康問題が新聞紙上などにも出る様にはなってきましたが。

農業が減農薬、無農薬へと大きくシフトを取りつつある昨今、賢明なる読者の方々は、前述の5つの原理・原則を思い出していただければ、天然自然農法の環境に対する影響についての答えは自づと出てくることに気づかれるはずでしょう。
①耕さずは、化石燃料を使用しない、作業時間短縮、つまりローコスト、
②無除草は、鎌で刈り敷き込み作業が早く、副資材のマルチ等を使わず、草は肥料となる。つまりローコスト、
③幅広ウネは、通常40cm通路、60cmウネ巾と比較して通路を除いた純生産ウネ上面積25%アップ。このことは畑農地が25%アップしたことになる、
④水やらないは、灌漑施設不要で、手間かからず、ローコスト、
⑤無堆肥は、元肥、堆肥等表面施肥、で手間かからず、ローコスト。
ローコストの技術、これこそ、我が天然自然農法による環境管理の神髄です。
一作毎にその場所に生えてくる草の量に比例して作物は、後からあたかも里山の高木のごとくたくましい生産物としてあなたの前に現れてくるのです。むろん、この項の①~⑦の全ての面で、全ての項目を満足させていることはいうまでもありません。農薬、農業機械、燃料、化学肥料、マルチ等の副資材を使用しないため、大変なローコストとなり、なおかつ化学肥料に替わる天然自然有機物を使用することによる社会資本及びごみの減量化、燃焼によるCO2、ダイオキシン等の有害物質の排出軽減、もしくは低下に寄与します。
当研究会の所有する上記の肥料化技術の使用と相まって環境に対する負荷は著しく低下すると確信しています。なお、この辺りのことにつきましては、拙著「天然自然農法のすすめ」副題”天然自然農法はどうだを世に問う”に詳しく書いてありますので、ご一読くだされば幸いです。

最後に、天然自然農法にいち早く着目していただき、この概念、技術、理論構成と普及についてご助言、ご指導いただいております近畿大学農学部 米虫節夫教授に厚くお礼申し上げますと共に、今後ともよろしくご指導下さいますようお願い申し上げます。

文献
阿藤鋭郎「天然自然農法のすすめ--天然自然農法はどうだを世に問う」、アセンス(Fax.06-6245-7058)、2003.02、大阪、\1905.-
by tsungara | 2009-10-07 21:37 | 歌姫農園

歌姫農園HP 楽農随筆選

楽農随筆選

今年の秋を振り返って~秋桜が教えてくれたこと~

  8月の初め、毎年のごとく〝青森ねぶた祭り〟に参加した私は、1週間ぶりに歌姫の畑に帰って来ました。夏の盛りと言う事もあり、野草も野菜も一段と立派に生育して私を元気に迎えてくれました。たった1週間とは言え、久しぶりに見る歌姫の風景が何だか懐かしいような‥‥。ほっとした安心感を覚えながら、しばらくの間、畑を見ていました。そんな時『畑をぐるりと囲むあぜ道にコスモスの花が咲いていたらかわいいだろうなぁ‥‥。』そんな思いが、ふっと頭をよぎりました。そして目を閉じて想像してみたのです。白やピンク、紅色のコスモスが野菜と共に風に吹かれて咲いています。その姿は、短い命を全うしているかの様に一生懸命咲いているのです‥‥。そんな事を考えている内に、どうしてその風景を現実のものにしてみたくなりました。
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 通常コスモスは4~5月頃に種を蒔き、10月頃に可憐な花を咲かせると言われています。しかし季節は8月‥‥。『今から種を蒔くのは、どう考えても遅いよなぁ。2ヶ月では無理か‥‥。』そう思いながらも、もう一人の自分が『あれこれ考えずに蒔いてごらん。やってみないと分からないよ‥‥。』と心の中で呟くのです。結局悩んだ末、とりあえず種が確保出来るかどうか園芸店に電話してみました。しかし、その返事は『時期が遅すぎますねぇ‥‥。又来年お願いします。』と言われるばかりです。『こうなったら直接行くしかないなぁ‥‥!!』どうしても諦めきれない私は、気が付くとコスモスの里で有名な〝大柳生〟を目指して車を走らせていたのです。
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 やっとの思いで〝大柳生〟に到着。しかし真夏の昼下がりでは、農作業をする人影もまばらで、なかなか村人に出会う事が出来ません。半ば諦めかけた頃、コスモスの種を保管しているという方に、巡り会う事が出来ました。突然の訪問にその方は、『どこから来たの?なぜコスモスの種を蒔きたいの?』と私に質問されました。私が作りたての名刺を差し出しながら事情を説明すると『この時期、コスモスの種を持っているのは村中探しても俺ぐらいやで‥‥。ほんま、よう来たわ‥‥。』と苦笑しながも袋一杯の種を快く分けて下さったのです。そして御自分自身、2週間前に蒔いたという畑を案内して下さり『コスモスの事を思って大柳生まで来てくれた事が何よりも嬉しかった‥‥。』最後にそうおっしゃって私を見送って下さったのです。
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 歌姫に戻り、早速コスモスの種を蒔こうとした私に阿藤さんがこんな事をおっしゃいました。『この歌姫をひとつのキャンパスと思って自分の思うように種を蒔いてごらん...』 その言葉が今も私の心に響いています。そして自分のキャンパスにも “ 自分らしさ ”と言う世界にひとつしか無い絵の具で、力一杯 描いていきたいと思いました。
 2ヶ月後、季節はずれに蒔かれたコスモスは大小さまざまな花を咲かせてくれました。まるでその姿は、自分に自信が持てず立ち止まってしまう私に『最後まで諦めないでね、自分を信じてね...』と教えてくれているかのようでした。 今年の夏、 コスモスの芽を初めてみつけた時の 飛び上がる程の感動を 私は決して忘れません。 そして又来年、その子供達と逢える日を楽しみに...心から 『ありがとう』 と言いたいです。
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2003年秋、歌姫農園の風景です。野菜達も、のびのびと立派に生育してくれました。

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 ある事象を、無性に懐かしく思い出す事が多くなる歳を迎えた。戦争で疎開を余儀なくされ、そのまま中学までを過ごした田舎暮らし。真夏の草いきれの中、友達と小山を開墾して育てた西瓜と、まっか瓜の熟れ具合を確かめ互いに“にぃー”と笑いあったあの頃・・・。当時、工事後の電線屑や一升瓶を売って種や苗を買った事などがセピア色のファイルを通して鮮やかに蘇る。翻って今日、あの頃の土に頬擦りしたくなるような感動を再び体験したく“歌姫”に通う。全くの素人からの野菜作り、天然自然農法という環境にやさしく、草木、昆虫等との共生という理念に、まるで初恋の人に逢ったようなさわやかな、みずみずしい感動を覚える。野菜作りに限らず、この理念は私のちっぽけな生き様に合流する。今は、一仕事終えた後のビールのうまさが勝っているが、ちょっとずつ時間を増やし味付けされたリポートが書けるよう野菜(恋人)を愛する。

                                                              今村 暁雄




『言葉の力』

 8月の末からホームヘルパーの仕事を始めました。利用者さんの家に向かう途中、ラジオをつけているとある番組で〝言葉の力という特集をやっていました。特集の内容は、『あなたの好きな曲は何ですか?』というもので、その好きな曲の歌詞で『元気が出た!!』とか『勇気をもらった!!』などなど‥‥言葉を通じて印象に残る曲をリクエストして下さいというものでした。そもそも言葉の『言』という漢字の意味は『ものをいう、口に出す、話しかける、よぶ,問う』などがあります。辞書を見ながら,どんな単語があるのかなぁと思い眺めていると『言霊』(ことだま)という文字をみつけました。その意味は『ことばにやどっているふしぎな力』というものでした。昔の人にも、言葉というものは、使い方によって人々に勇気を与えたり励ましたりする不思議な力があるのだと信じていたに違いありません。
 ホームヘルパーの仕事を始めて約2ヶ月‥‥。結局,ヘルパーの仕事で一番大切な事は『昼間独りで過ごすおじいちゃん、おばあちゃんの話し相手になり、少しでも寂しさを忘れて頂く事だ』と最近つくづく感じています。どんなに決められた仕事だけやっていても、その利用者さんの存在を無視したり,思いやる気持ちを忘れてはヘルパー業を続けていく事は難しい事だと感じたからです。『おばあちゃん、最近寒いですねぇ‥‥。体の調子はどうですか?』その一言からすべてが始まります。私自身、いつも心のどこかで、『おーい、私はここに居るよ。』と叫んでいる様な気がします。懐かしい友達,新しく出逢った人々の心どこかに自分がいて、たまには想い出してくれていたら嬉しいと思っているからです。
 さて農業でも同じ様な事が言えるのではないでしょうか?先日,畑で私の蒔いた野菜の種の発芽率が悪いという話を阿藤さんとしていた時の事‥‥。『高島さん、種を蒔く時、どんな気持ちで蒔いているか?』と聞かれて私は,はっとしました。種の量,筋と筋との間隔、そんな事ばかり気にして一番大切な事を忘れていたからです。それは作物を思いやるという事です。何も考えずただ種を蒔いた作物よりも『りっぱな芽を出してね、丈夫に育ってね‥‥』と思いながら蒔いた作物の方がきっと豊かな実りを与えてくれることでしょう。たとえ言葉に出さずとも心で念じれば作物もそれを感じとってくれる様な気がしてなりません。
 ホームヘルパーの仕事と農業、全く違う様で実は同じ事なのかもしれません。人と人とのつながりも、自然と人間との関係もそれは生きているもの同士みんな一緒で対等でなくてはならないからです。これからは,少しづつ少しづつ、時間を掛けながら、作物達に話しかけ又その声を聞きたいと思います。私は今日も青空の下,畑で楽しい汗を流しています。

                                                              高島 佐和
by tsungara | 2009-10-05 23:02 | 歌姫農園

歌姫農園HP 初めの第一歩。

はじめの第一歩

研究員,会員のみなさんが天然自然農法を始めるきっかけとなったエピソードや
体験記、将来の夢や希望,展開について熱く語っております。


 農業のきっかけを考えると、まず思い浮かぶのは向日葵の栽培があります。何気なく気分転換のつもりで父親が使用しているボーイスカウトの畑の一角に数本植えてみました。小学生以来、植物の栽培に無縁の私が気分転換ということで子供の頃とても大きく感じた向日葵の花がただ見たいと言うだけで始めたのです。
 その頃は今行っている天然自然農法と違って、夏の暑い中近くの川へと水汲みに行き何回も水を与え、草は敵と思い完全に抜かなければならないと考え、そして根が張りやすいように鍬で汗だくになって耕していました。農薬、化学肥料の使用については自分が楽しむ範囲の栽培であるし、自然環境にはいいとは思えなかったので使用はしていませんが、大きな花を咲かせるにはあまりに大変な作業を経験してきました。
 大変な思いをして栽培した作物が満足の出来るものであったときの喜びは今も昔も変わりありませんが、いいものを作ろうという思いは強くなっていると感じます。
 こうして栽培することが少し面白いと思えてきた時ボーイスカウト時代にお世話になった阿藤隊長(天然自然農法会主宰 阿藤鋭郎氏)が農薬や化学肥料を使用しない地球環境改善型の農業を実践していると聞き、畑に遊びに行きました。その時は稲の苗を育てるための育苗箱にモミを蒔く作業を手伝ったのを覚えています。それから一ヶ月に一回行く位のペースで畑を訪ねていき、色々と話を聞く中、次第に天然自然農法の奥の深さに魅せられてしまいました。
 よく周りの友人や会社の同僚等との話の中で「何か面白いことないかな」と日常に対する不満を聞く機会がありますが、天然自然農法に出会った私にはそれは無縁であり、その事がとてもラッキーであると感じています。なぜなら普通に生活していて得ることの出来ない刺激的な日常がそこに存在するからです。科学技術の発達により、多くの未知なる領域は狭まり限られたものとなってきています。こうした中で私は天然自然農法で使用する肥料における微生物の不思議なメカニズム等、農園での多くの不思議な現象を目の当たりにすると何故だろうと頭の中でモヤモヤする反面、それを解明できないだろうか、技術の確立に一役立てないだろうかと考えるとワクワクしてきます。まるで、大航海時
代に大海原を駆巡り、新大陸を目指す冒険家や見たこともない財宝を探し求める海賊達の冒険心と同じものだと思います。
 自分自身、希望や夢を考えていると欲張りだなと思えてしまうのですが、色々と多くのやってみたいことがあります。まず『私は自分で畑を持ち安全で美味しい野菜を作り、納得したお客さんに販売してみたい。安価で効果絶大の肥料の研究や誰もが豊作できる農業技術の開発に努めたい。天然自然農法の凄さをみんなに知ってもらいたい。』と考えています。
 正直なところ私の持つ農業の技術や知識はまだまだ未熟ですが、若さ故の慣行農法のすりこみや固定観念のなさによる柔軟さがありますので、研究員として天然自然農法の技術,知識をより多く吸収し,日本一の農業技術者を目指し,一日も早い夢の実現が出来るよう日々研究,研鑚していきたいと思いますのでよろしくお願いします。


                                                         太田 和男 (26)





 私と天然自然農法との出逢いは、今から1年5ヶ月前にさかのぼります。以前から自然農法に興味があり、実際にその方法で作物を作っていた私ですが、心のどこかで何か遠い事の様に感じていました。そんな時、仕事帰りに車で歌姫街道を走っていると、一枚の看板が目に飛び込んできました。

                                        『天然自然農法
                                      天然肥料で自然栽培』

こんな身近な場所で、しかも自然農法で作物を作っておられる方がいたなんて‥‥‥ という驚きと同時に、とても嬉しかった事を覚えています。
 この歌姫という所は、平城旧跡から細い街道を真っすぐ進み竹薮の広がるカーブ道を抜けると急に里山が広がります。
里山のすぐ近くには外環状線から伸びたならやま大通りが通っている為、昼間はかなりの交通量です。でも、この歌姫の里山だけはまるで昔話に出てくるかの様な特別な場所です。私は子供の頃から、この里山が大好きでした。大人になってからも、いつかこの地で農業に携わる事が出来たらな‥‥と思っていた私は、小雨の降る中草刈をする男性に声を掛けずにはいられませんでした。その方が私の畑の師匠、阿藤鋭郎氏だったのです。それから、少しの時間を見つけては畑を訪れ、農業の話をするという日々が続きました。今ではこの歌姫農園で約20種類の野菜を作っています。
 農薬や化学肥料に頼ることなく余計な人間の手を加えずに育った天然自然農法の野菜達は自由に、そしてのびのびと成育します。その姿は、本当に嬉しそうに見えます。
 『自分に無農薬の野菜作りなんて、到底無理‥‥』と考えておられる方、まずは畑に遊びに来て下さい。元気な野菜達がお待ちしております!


                                                  高島 佐和 (32)





 私は野菜を作るようになって、食べ物に対する見方が変わりました。栄養士として調理が中心の毎日の中で、ある日、納品されたブロッコリーに虫がくっついていました。他の調理員さんは気持ち悪がったりしていましたが、私は逆にかわいく思って、素手で取りました。大量の食材を毎日見ていると、虫に食われていない形の揃ったものが当然でしたが、実際に無農薬で野菜を作って虫に食われたりすると、虫にとっても美味しいのだと思って穴あきの野菜をありがたく見るようになりました。だから、農園から持ち帰った野菜は、間引き菜も含めて全部食べるようにしています。この前は、収穫したじゃが芋や蕪、時期はずれのツルムラサキと間引きした大根や蕪の葉など何でも味噌汁に入れました。私はツルムラサキなど今まで食べたことがなかった味との出会いも嬉しく思っています。仕事で使う野菜を作れたら理想的ですが、まだまだ私の技術では、じゃが芋ひとつとっても大量調理には向きません。でも、これから理想に近づけるよう野菜づくりや調理を頑張っていきたいです。


                                                  奥田 直美 (27)





 天然自然農法を始めてやっと1年が経ちました。思い返せば昨年の秋,昭和45年に阿藤代表が創立されたボーイスカウト奈良第16団の古参OBの同窓会(私もそのはしくれです。)にさそわれてこの歌姫農園を訪れたのがきっかけでした。そこには私の大先輩の方々が大勢来られ,少年時代の誇り高き体験談に皆で盛り上がりました。その日のメニューは畑で収穫したサトイモや多くの野菜を使った“ナベ”でした。久し振りのデイ・キャンプに我々も張り切りすぎてか大量の“ナベ”ができてしまい、私は鍋ごと家に持ち帰り、その日の夕食で家族に“ナベ”をふるまいました。我が家では、今まで見たこともない大きな鍋に,肉や野菜が言わゆるゴッタ煮状態になっていましたので最初は少し驚いていましたが、食べてみると『おいしい。』の連発でした。そして、その翌日に借りた鍋を返しに歌姫農園へ行ったところ,広々とした自然のありのままの姿を見たり,農薬や化学肥料を一切使わない天然自然農法のお話をお聞きして私達も実践しようと決めて現在に至っています。
 私は,小学4年生の時にボーイスカウトの世界に入り,阿藤代表との出会いは奈良に引越してきた小学5年生の時の時です。今から約30年前(もうそんなに経つのか‥‥。)のことです。小学~中学までは隊員として,高校~大学・社会人の初め頃まではリーダーとして毎週末のキャンプや野外活動に取り組んでいました。そのころの活動は、頭に“訓練”の二文字が付くそれは厳しいものでした。それゆ
えに“誇り高き体験談”とは、それに持ちこたえることができた猛者だけが盛り上がれる至福の時間でもあるのです。
 そんな体験を通じてか、私は“自給自足”という言葉にロマンを感じます。私が取り組んでいる畝では畝を2mずつブロック分けをし、そこに少量多品種の作物を周年収穫できるタイミングで栽培しています。(しているつもりです。)それもなるべく常に食卓に上がるようなメジャーな品種にこだわりたいと思っています。この1年、阿藤代表には『貧農』と言われながらもサニーレタス,ピーマン、胡瓜,、玉ネギ、ジャガイモ、スイートコーン、枝豆、人参、ホウレンソウ、チンゲン菜、ナス、トマト、大根、カボチャ等々少しずつ収穫し、一時は食卓の野菜が全て歌姫ブランドという時もありました。(数日でしたが‥‥。)
 2年目の今年も畝に空きがないように効率良く運営しながら、技術も研究し“周年収穫”に少しでも近づける様にがんばってみたいと思います。これも自分に対する“訓練”のつもりで‥‥。                                              弥栄


                                                          安木 恭彦
by tsungara | 2009-10-05 22:48 | 歌姫農園

歌姫農園HP 畑の紹介

歌姫農園

畑の紹介



歌姫農園

  歌姫農園は奈良市北部に位置し、 平城宮跡の北端に面しているため
農園周辺部は特別風致地区に指定されていることもあって奈良市でも
比較的、 緑に恵まれた谷あいの田園地帯にあります。
また、 歌姫街道に沿っているため多くの歴史探訪家やハイカーの方々
が訪れる自然豊かな歴史スポットとして親しまれています。
 私達の農園では農薬や化学肥料を一切使わない天然自然農法を実
践していますので周囲と比べると多種多様の動植物が集まっており、
まさに小さな地球を形成しています。
ここでは春から夏にかけて多くの昆虫たちが集まり、それを追って
ツバメやコウモリが飛びかっています。秋には赤とんぼが私達の農
園だけに群れをなして飛んでいます。こうした光景を間近で見ると
ここにいる全ての生きとし生けるものにとって本当に気持ちのいい
場所であるのだなあと実感することができます。



歌姫農園の作物

トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリ、かぼちゃ、ねぎ、
オクラ、とうもろこし、えだまめ、いんげん、ジャガイモ、サツマイモ、里イモ、
ショウガ、レタス、リーフレタス、春菊、モロヘイヤ、ニラ、シソ、ニンジン、
たまねぎ、ワケギ、アサツキ、ニンニク、大根、ラディッシュ、白菜、ほうれんそう、
こまつな、チンゲンサイ、すいか、スナックえんどう、ヤーコン、イチゴ、米、麦、
ミブナ、等年間約30~40種類の栽培を行っています。

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歌姫農園案内図

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天然自然農法会宇治山城実験茶園



現在、日本の緑茶は旨味、甘味を重視する傾向からアミノ酸の添加や化学肥料の
多投に伴う農薬の大量散布により、体に良いとされるお茶の現状はきわめて危な
い存在と言えます。
こうした現状を打ち破るため我々はお茶本来の自然な美味しさ、体に良く安全なお
茶の栽培を伝統ある宇治山城の地で無農薬無化学肥料による天然自然農法によ
って実験栽培しています。
現在実験栽培であるため生産量には限りがありますが、ご愛飲されているお客様
からも大変好評ですっきりした味が良いと言うことで指示されています。
現在下記価格にてお茶を販売しています。数量に限りがありますのでお早めにご
注文ください。



ほうじ茶   350g   \1000円
青柳(番茶)  350g   \1000円
粉茶     250g     \500円

ご注文方法

下記住所宛に官製はがきにて住所、氏名、連絡先をお知らせください。
はがきが到着し次第担当者よりご注文をお伺いいたします。
数量に限りがありますので多くの方のお手元にお届けできるよう、このような方法
でご注文をお受けしていることにご協力下さい。

奈良市三松4丁目935-4  天然自然農法会事務局宛


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              天然自然農法会宇治山城実験茶園
by tsungara | 2009-10-01 23:17 | 歌姫農園

歌姫農園HP プロフィール

プロフィール     

天然自然農法会歌姫農園

研究員: 太田和男

1976年 奈良県で生まれる。
1984年 ボーイスカウト奈良第16団カブスカウト隊に入隊。
1987年 阿藤隊長と出会う。
1999年 奈良大学文学部地理学科卒業。
       阿藤隊長の天然自然農法を知り、見聞する。
2002年 天然自然農法を学ぶ為、正式に入門する。
現在、会社員の傍ら休日を利用して天然自然農法の習得と研究に努めています。





主宰: 阿藤鋭郎(隊長)

1945年 岡山県で生まれる。
関西大学経済学部卒業
1969年 中登美少年少女会を結成、後、ボーイ・ガールスカウト第16団を生み出す。
1975年頃から無農薬栽培を独自に研究。
1998年 トムソーヤクラブ・天然自然農法会結成。
現、㈱フォルテシモ 代表取締役。



MEDIA

ABCテレビ『ガラスの地球を救え』出演
MBSテレビ『ちちんぷいぷい』生中継
2000年2月    読売奈良ライフ
2000年4月 5日朝日新聞『ヒマジンイマジン』
2002年3月16日朝日新聞『声』
2002年6月 9日朝日新聞『声』
2003年4月 9日ならどっとFM『ふれあいひろば』 ゲスト出演
2003年6月12日毎日新聞 『暮らしゆたかに 家庭』
2003年6月13日朝日新聞『声』

朝日カルチャーセンター『天然自然農法のすすめー美味しい野菜の栽培』の講座講師
近畿大学農学部特別講義
雑誌『環境管理技術10月号』に研究論文発表

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     朝日カルチャーセンターの講座風景・・・阿藤先生若い^^
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     雨の中でも熱心に説明を聞き入っている受講生のみなさん(現地見学)

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    近畿大学農学部特別講義の現地見学で総勢40名の学生に熱弁を振るう阿藤隊長

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    なんばパークスでの野菜の販売

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     毎年恒例のお茶刈りの様子
by tsungara | 2009-09-28 22:19 | 歌姫農園

歌姫農園HP メインページ

阿藤先生の歌姫農園のHPのデータなどを試験的にリンクや貼り付けで

宮崎百笑一揆のブログに載せても構わないよ~と阿藤先生の許可を頂き

少しずつ掲載して行こうと思います!

まずはメインのイメージですが

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天然自然農法会のねがい

                   ねがい

               天然自然農法会は
               
               常に地球環境改善

               に徹し、人と地域の
  
               特性を生かしつつ 

               研究、研鑚に励み、

               すべての生きとし生けるものの

                しあわせを求める事を願う。


天然自然農法とは

化学肥料も農薬も、まして遺伝子組換えなんかトンデモナイ。絶対にイヤ
ダ!!と言ってみても、今までそれに対抗する理論も、実績も残念ながら
ありませんでした。
悔しい思いがこの農法を実現させたパワーです!

農薬も、化学肥料も使わないで、天然肥料も少量しか使わない。
天然自然の道理にさからわず、自然界に存在する物質のみを少量肥料とし
て使い、なるべく人の手をかけずに自然と農作物を共生させ、急速に自然
回復しながら豊作を実現させるシステムです。

25年間にわたり無農薬栽培を研究し、独自理論と実践により実現しました。
私達の畑、田んぼには、たにし、とんぼ、かえる、かまきりなどいっぱい
住んでいます。水鳥、こうもりもたくさん飛んできます。

ぜひ一度見学にこられて、自然の中での農業の在り方と、今食べている食
物について本気で考えてみませんか?みなさんも、「ぜったにイヤ」と
大きな声で言ってみませんか。その声が今と未来を変えるパワーです。
このままだと、本当に大変なことに・・・。
by tsungara | 2009-09-27 15:39 | 歌姫農園

大いに笑いながら天然自然農法で豊作させましょう!
by tsungara
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